理事会議事録

第3回日本美容外科医師会理事会議事録

開催日時:平成12年3月24日(木)19:00〜21:25

出席理事
岡部夕里先生(東京スキンクリニック)、ルネ・デュ・クロー先生(東京スキンクリニック)、平田修人先生(名古屋国際クリニック)、真崎信行先生(共立美容外科)、マッキンストリ千枝子先生(高木クリニック)

議  題:

1. 退会及び役員辞任の手続き
 全員一致で次のように決まった。医師会の退会希望者は退会届を提出する。ただし、1年以上会費未納の場合は無届でも退会と見なす。口頭で任命された役員の辞任は、口頭でよい。

2. 入会状況
 岡部先生より入会者は順調に増えており、会費納入済会員は合わせて100名近くと報告された。

3. 連合広告・美容医学110番
 岡部先生より「美容医学110番を担当するクリニック、しないクリニックで広告料が同額で良いのか」「本来連合広告に参加するすべてのクリニックが美容医学110番を担当すべきところを8クリニックしか担当していない」「無言電話により担当を降りたがっているクリニックが出てきているが、どう対処すべきか」の3つの問題が提起された。
 協議の結果、美容医学110番を担当する月に関してのみ、担当のクリニックは広告料を半減することで差を付け、広告料の減収は参加クリニックを増やすことで補うこととなった。参加クリニックにとって広告効果 を上げるため、また、掲載するクリニックを増やすスペースを作るためこれまでのレイアウトを変更することになった。
 無言電話に関しては、転送電話を利用しているなどの理由で対処が難しい反面 、一時的なことそう長く続くことはないと思われるので、そのように説明して協力を要請することとなった。
 真崎先生より現行の形では、広告料を払っているだけなのが、あたかもモデルクリニックとして載っているかのような印象を与えかねず、医師会のイメージダウンにつながる恐れもあるとの意見も出され、この点も検討していくこととなった。
 真崎先生の美容医学110番で受けたクレームをクリニック、医師、手術・処置の種類等について分析してデータベースを作り、会員に有償で提供してはどうかとの提案は、今後データが増えて利用価値が高まってから再検討することになった。

4. 広報委員会報告
 平田先生より2月号の医師会ニュース作成では、原稿の集まりが遅く、レイアウトが期日寸前まで決まらなかったのが作業上大変だったと報告された。原稿集めに協力して欲しい旨の要望があった。5社より1年間6回の広告掲載の申し込みがあり、広告収入のみで当面 1200部の発行・配布を維持できるようコスト調整はできたが、多少の財政的余裕を持つため、理事で分担して業者広告を増やす努力をすることとなった。

5. 学術委員会報告・活動予定
 デュ・クロー先生より合同開催された第2回勉強会・第1回の日本医療ピーリング研究会が盛況に終わったと報告された。
 岡部先生より「未だにパソコンを使ってない先生もいるようなので、勉強会でパソコンの基礎講座をやったらどうか」との提案があった。
 発表やディスカッションの問題提起に消極的な参加者が多いため、理事を中心としてpeer teachingや問題症例検討会を織り込んでいくことが計画された。

6. 日本美容外科ボランティアの会関連事項
 法人登録・役員異動の手続きの完了の知らせは、現時点で担当者より会長に届いていないが、認可は出ているので、募金箱の製作準備に取りかかることになった。
 岡部先生より「ロシアで抗生物質が不足している地域に送る」といったアイデアが出され、理事の中から物資提供や現地視察に協力するとの申し出が岡部先生とデュ・クロー先生よりあった。また、岡部先生より医師会会員に既に本格的なボランィア活動に従事している医師がいることから、今後連係して活動していくことが提案された。
 ボランティアの会の会員を集めるため、平田先生の会費を下げて医師会費に含めるとの案に対し、会計上等の問題が無いか確認することになった。

7. ホームページ
 デュ・クロー先生より各理事専用のE-mailアドレスができることが報告された。このアドレスに送ることにより、医師会宛のメールが各理事のE-mailに転送される。

 次回の理事会は5月18日(木)に総会と同時に開催することとし、岡部会長は、議事録署名人に高須克哉先生、真崎信行先生を指名し閉会した。